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【知的障害支援できるかな?】障害ある子に生活保護を受けさせるには? -書籍「障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本」のご紹介10-

障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本 その他
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このシリーズではでは、障害者の経済事情について解説した書籍「障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本」についてグッと要約してお話します。

知的障害・発達障害のお子さんを持つ親御さんはぜひご参考ください。

この記事では、生活困窮時の最後の砦である生活福祉資金貸付制度や生活保護についてお話します。

また、親なき後でもそれらを利用できるための準備についてもお話します。


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はじめに

どうも!きちほーしです!

これまで書籍「障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本」を読んで、障害年金や様々な支出軽減措置があることを知りました。




しかし、それでもなお困窮するケースがあるようです。

同書籍はあまり具体的に語っていませんが、福祉サービスや自立支援医療を受けるにあたり当面のお金もなくなってしまう場合もあるようです。

きちほーしの想像でしかありませんが、障害ある子であれば無意味な浪費や借金をしてしまい、それで困窮してしまうのかもしれません。

この記事では、困窮から立ち直るための制度について、書籍「障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本」をギュッと要約してお話します。

なお、きちほーしが独自に調査・補足している場合もあります(該当する箇所にはその旨記載します)。

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本記事の範囲: 第2部-第3章 一人残った子どもの経済的なサポート策

この記事では第2部の第3章「一人残った子どもの経済的なサポート策」について要約してお話します。

第2部第3章では、生活困窮時の最後の砦である生活福祉資金貸付制度や生活保護について記載されています。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度は生活資金を融資してくれる制度で、いわゆる生活保護の一つ手前の段階で利用できる制度です。

この制度には「生活福祉試験貸付制度」と「緊急小口資金貸付」の2種類があります。

生活福祉試験貸付制度

  • この制度以外の手段(消費者金融など)を利用しても返済を見込めないなど、生活資金を借りることが困難であることが条件。
  • 各都道府県の社会福祉協議会が行っている
  • 低所得・障がい者・高齢者の世帯が対象
  • 利子: 年利1.5%(保証人がいない場合)/無利子(保証人がいる場合)

緊急小口資金貸付

  • 生活福祉試験貸付制度の中の制度
  • 最大10万円を無利子・保証人なしで借りれる
  • 低所得の世帯が対象
  • 審査はかなり厳密で使い勝手はよくない

緊急小口資金貸付は使い勝手は良くありませんが、緊急の際には心強いですね。

生活困窮者自立支援制度

生活困窮者自立支援制度は、生活全般の困りごとについて支援を受ることができる制度です。

もっと平たく言うと生活困窮者が生活保護の一歩手前で踏みとどまって、生活再建できるように支援してもらえる制度です。

具体的には、専門の支援員が相談者に対し以下のような支援をします。

  • 自立に向けての支援プランの作成
  • 一定期間の家賃支給+就職支援
  • 家計の課題整理・家計管理支援

自立したい人が、家計の相談をしたり少額の支給を受けるといった、比較的簡易的な支援を受けることができる制度ですね。

なので、この制度を活用できるのは、自立する意思のある人・相談できるほどのコミュニケーション能力を持った人になります。

逆に、自立する意思がなかったり、コミュニケーションが困難であるような、重度の障害者には活用が困難です。

生活保護

「生活保護」という言葉は皆さんもよく聞いたことがあると思います。

どうしても生計が維持できない人に向けた、最後のセーフティネットです。

生活保護はどういう条件で受けることができるのでしょうか?

最低生活費 ー 収入が支給される

単に生活が苦しいと言うだけでは生活保護の対象になりません。

収入が「最低生活費」より少ない場合に限り、その差額が生活保護費として支給されるのです。

そしてその「最低生活費」は住んでいる地域や家族構成、年齢や障害の有無などを踏まえて細かく計算されます。

全国誰でも一律いくらというわけではないんですね。

支給額は年々減額されている

「最低生活費」は年々減額されています。

上でも書いたように、生活保護の支給額は「最低生活費 ー 収入」ですので、「最低生活費」が下げられると支給額も下がります。

したがって生活保護の支給額は年々減っているんですね。

最終的にいくら支給されるかは地域の福祉事業所の窓口で確認しましょう。

生活保護の種類

生活保護により支給されるお金(扶助)は次の8種類あります。

額として最も大きいのは日々の生活に直結する生活扶助・住宅扶助になります。

  • 生活扶助・住宅扶助
    • 生活費や家賃として給付
  • 教育扶助
    • 義務教育の子どもを扶養している場合に給付
  • 介護扶助・医療扶助
    • 介護・医療の費用負担ゼロ
  • 出産扶助・葬祭扶助・生業扶助
    • いずれも一時的に給付される
    • 生業扶助は収入増加を目的として、技能や資格取得のために給付される

生活保護が認められないケース

収入が最低生活費を下回っていても生活保護が認められないケースもあります。

援助してもらえる親族がいる

生活保護が申請されると、申請者の3親等内に生活援助できないかの問い合わせがきます。

生活援助ができる親族がいる場合は、生活保護の支給額が減額されるか生活保護の対象から外れます。

預貯金が一定額以上ある

預貯金が一定額以上ある場合も、生活保護の対象から外れます。

ちなみに「一定額」の目安は生活保護受給月額の半分です。

不動産や株・自動車などがある

不動産や株・自動車などの資産がある場合は売却して生活費に当てるように言われます。

ただし、不動産についてはすぐに売却できるものでもないので、売却できるまでは生活扶助が給付されます。

不動産が売却できたらそれまでの受給総額を返金する形になります。

また、自動車に関しては生活に必要だと認定されれば保有が認められることもあります。

生活保護の申請手続き

生活保護は自動的に対象になるわけではなく、申請が必要になります。

また、申請が通った後でも打ち切られる場合もあります。

ここでは、申請手続きの流れなどをお話します。

申請と面接が必要

  1. 申請: 住民票のある市区町村の福祉事業所に申請
  2. 面接: ケースワーカーによる面接が行われる
  3. 自宅調査: ケースワーカーが自宅を訪問して、資産や収入を調査する
  4. 親族調査: 親族に連絡が行き、援助できないか確認する

これらの手続きを経て適用が決定されると、生活保護費が支給されるようになります。

再審査の申し立てもできる

上記の申請手続きを経て申請が却下された場合。

その通知を受けてから60日以内であれば、都道府県知事に対して再審査を申し立てることができます。

受給決定後も抜き打ちチェックがある

受給後もケースワーカーが抜き打ちで家庭訪問します。

収入が増えていないか、ちゃんと求職活動しているかなどです。

場合によっては生活保護の打ち切りや、辞退届の提出を求められます。

親なき後の生活保護

上記のように生活保護を受けるには申請が必要ですが、知的障害者が申請をすることはかなり困難です。

親としてはかなり不安ですね。

ここでは「親なき後」の対策としてどのようなものがあるのかお話します。

障害年金+グループホームであれば生活保護になることは少ない

障害年金を受給していてグループホームに入居している場合は、生活保護になることは少ないようです。

なので親が生前にやっておくべきことは以下の2つですね。

  • 障害年金を受給できるように手続きをとっておく
  • グループホームに入居させる

成年後見などの支援者にサポートを頼んでおくと良い

障害年金の受給ができなかったり、グループホームへの入居が困難である場合は、支援者にサポートを頼んでおく方法もあります。

例えば成年後見や日常生活支援事業、生活困窮者自立支援制度の窓口などです。

彼らにアプローチをかけるなどして将来に備える方法もあります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

この記事では、生活困窮時の最後の砦である生活福祉資金貸付制度や生活保護についてお話しました。

  • 生活福祉資金貸付制度: 生活資金を融資してくれる
  • 生活困窮者自立支援制度: 生活困窮者が自立するための助言や簡易的な支援をしてくれる
  • 生活保護
    • 最低生活費 ー 収入が支給される
    • 支給額は年々減額されている
    • 生活保護が認められないケースもある
    • 申請した後面接などが必要
    • 受給決定後も抜き打ちチェックがある

また、親なき後でもそれらを利用できるための準備についてもお話しました。

  • 障害年金+グループホームであれば生活保護になることは少ない
  • 成年後見などの支援者にサポートを頼んでおくと良い

色々勉強して「親なき後」の将来のために備えておきましょう。

ではまた!

(参考)書籍概要

タイトル

障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本

著者

渡部 伸

概要

知的障害を持つ子の親であり行政書士でもある筆者が、知的障害者を守る社会的セーフネットや親が生前出来ることについて分かりやすく解説しています。

目次

第1部 「親なきあと」の収入と支出を知ろう(障害基礎年金の仕組み;暮らしの場によって変わる収支;毎月の固定費を軽減する;定期的な通院や病気になったときの医療費の支援制度)
第2部 「親なきあと」の経済的に困らない仕組みを考えよう(子どもの生活を支える資産の残し方;日常のお金を管理するために;ひとり残った子どもの経済的なサポート策;ケーススタディ・「親なきあと」のお金の問題)

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