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書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」まとめ2

特別支援が必要な子どもの進路の話 その他
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障害ある子の進路は入学直前に取り組みがちですが、それでは後悔してもしきれないくらい手遅れな場合もあるのです。

この記事では、前回に引き続き障害者の進路について解説した書籍「特別支援が必要な子どもの進路の話」についてギュギュギュッと要約してお話します。

詳細ページのリンクもありますのでゼヒご参考ください。


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高校進路その1 特別支援学校系


特別支援学校系の特徴

  • 特別支援学校系は 「高等特別支援学校」と「普通の特別支援学校」の2種類
  • 入学には障害者手帳が必要! ただし精神手帳を除く
    (精神手帳の子は後述の普通の高校系の「特別な高校」がオススメ)
  • 専門性のある先生が作業訓練をしてくれる
  • 特別支援学校系を卒業しても高卒資格はない
    (大学受験や「高卒以上」の求人に応募できない)

高等特別支援学校

  • 「普通の特別支援学校」より作業訓練の質も就労率もかなり高い
  • 入試は学力試験(小4~小5レベル)および面接・作業
  • 自力通学できることが入学条件

高校進路その2 普通の高校系


普通の高校系の特徴

  • 普通の高校系は 「通常の高校(*)」と「特別な高校(*)」の2種類
    (*)これらの呼称は筆者の造語
  • 卒業すれば高卒資格がもらえる
  • 卒業できなければ高卒資格がもらえないので、学校に馴染めそうかどうか事前調査が大事
通常の高校通信制高校
入試五教科の点数+内申点内申点は重視しない
面接のみのところもある
1日の授業時間5~6時間2~3時間
卒業に必要な単位数100~11074
出席への重視度合い一定数以上の出席が必要
欠席が多いと留年
出席が少なくても良い
欠席が多くても問題なし
先生1人に対する生徒数40人少人数~1人
成績評価の方法テスト中心
赤点のままだと留年
レポート・ミニテスト
学校行事たくさんの学校行事がある強制される学校行事はほとんどない
その他入学直後は中学の復習からはじめる
普通の高校と通信制高校の違い

特別な高校(主に通信制高校)

  • 子どもの負担が軽い: 授業時間が短い・少人数クラス・欠席が多くても良いなど
  • 入試は学力試験(小6~中1レベル)。面接のみの場合も。
  • 入学に中学の内申点は重視されない

通常の高校

  • もちろん入試がある
  • 入学には中学の内申点も重視
  • 通常の高校を希望する場合は小5で普通級に戻ることがオススメ
    • 中学で普通級に戻ると挫折する可能性が大
    • 中学校普通級の内申書がもらえる

高校進路その3 人気の「特別な高校」


人気の通信制サポート高校

  • 角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校
  • 北海道芸術高等学校
  • KTCおおぞら高等学院
  • 明蓬館高等学校SNEC

通信制以外の人気の「特別な高校」

  • 星槎中学・星槎高校(中高一貫校)

中学校進路


障害ある子の中学進路としては支援級と支援校があります。

支援級の中でも知的学級と自閉・情緒学級に分かれます

一般的に自閉・情緒学級→知的学級、支援級→支援校への転籍は容易ですが、その逆はかなり困難です。

中学支援級と支援校のメリット・デメリット

支援級支援校
健常児との交流(*1)多い少ない
学習支援多い少ない
専門性のある先生少ない多い
作業訓練少ない多い
中学支援級と中学支援校のメリット・デメリット

(*1)健常児との交流経験があると、将来健常者の多い職場(給与の高い職場)に行っても馴染みやすい。

支援級の知的学級と自閉・情緒学級

知的学級自閉・情緒学級
学習スピード子どもの学力に合わせる子どもの学年に合わせる
生活単元学習(*2)生活単元学習が中心やらない
支援級の知的学級と自閉・情緒学級

(*2)生活単元学習とは、生活上の目標に向けて経験する学習のこと。例えば畑の野菜づくりや観察、版画作成など。

小学校進路

支援校ってどんなの?

  • 身辺自立(手洗い・着替え・食事・トイレなど)の訓練が中心
  • 教科学習が始まるのは3年生くらいから
  • 支援校は教員の質・量ともに普通校より良い

普通校の選択肢は4つ

特別支援の程度概要
支援級:知的学級大(*1)教科学習(学年通りではなく本人の学力に合わせて進める)
ソーシャルスキルトレーニング(*2)
支援級:自閉・情緒学級中(*1)教科学習(学年通りに進める)
ソーシャルスキルトレーニング(*2)
普通級:通級あり小(*1)教科学習「普通級:通級なし」と同様
週に1~2時間だけ「通級」で個別指導を受ける
普通級:通級なしなし

(*1)特別支援の程度は「普通級:通級なし」の児童に比べて「大」「中」「小」としています。

(*2)ソーシャルスキルトレーニングとは、「列にちゃんと並ぶ」「負けてもあまり怒らないようにする」といった情緒面の課題に対する訓練です。

ウチの子は普通校・支援校どっち?

  • 十分な学力があっても三大身辺自立(トイレ・食事・着替えの自立)ができないと普通校は難しい
  • 支援級を見学して十分な支援が受けられなさそうと思ったら支援校の方が良い

(参考)書籍概要

特別支援が必要な子どもの進路の話 [ 山内 康彦 ]

価格:1,650円
(2022/4/22 13:31時点)

タイトル

特別支援教育が専門の学校心理士だから知っている 特別支援が必要な子どもの進路の話

著者

山内 康彦

概要

特別な支援が必要な子どもたちは、どう生きていくべきか。小学校や中学校を卒業すれば、それで終わりではない。長い人生を自立して生きていくためには、進路について、なるべく早い段階から考えていく必要がある。
それには何が必要か。特別支援教育が専門の学校心理士である著者が、子どもたちの進路についての方策を具体的に説明する。

目次

第1章 18歳の出口から今の進路や療育を考える

第2章 中学校時代から高校までの進路を考える

第3章 小学校時代から中学校までの進路を考える

第4章 幼・保育園時代から小学までの進路を考える

第5章 未就学期に考えておくこと・取り組んでおくこと

第6章 子どもたちに学力と社会性を身につけさせる工夫(療育教材の紹介)

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